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地震のこと、1日目。

やっと書けそうなので書きます。

地震から2週間経ちました。

余震は1日体感できるものが1・2回ほどありますが、
ほんとうに小さいので気がつかないことも。

カトマンズ中心部はすっかり元の暮らしです。


4月25日の地震が起きたときは
大型スーパーマーケット(バトバティーニ)の3階にいました。

のんきにクルタ売り場で
試着をしたり写真を撮ったりして、
買いたいものが決まったのでレジへ向かっていた瞬間。

初めは自分がめまいでもしているのか、
なぜか夢の中みたいに足がまっすぐ進まない。

すると周りの店員さんやお客さんが
次々とゾンビのように歩いたり転んだり…

あれ、と思った瞬間に電気が消え、
ものすごく大きな揺れがやってきました。

おそらく人生で初めて地震を経験する人がほとんど、
みんなが口々にお経を唱え、絶叫する。

東日本大震災の時、
東京でものすごい揺れを経験しましたが
この時の体感はそれ以上でした。

足が一歩も前に出ないほどの横揺れ。

地面がぐにゃぐにゃになっているのかと思うほど。

大きな柱に必死でしがみつきながら、
ものすごく長く感じた1分ちょっとを耐えました。

その間、現実じゃないような感覚と同時に
このまま死んでしまうかもしれない、
という恐怖が混じって頭の中は真っ白。

「ネパールは80年に一度大きい地震が来て建物もぜんぶつぶれるよ。」
と友人が以前言ってたことが脳裏に浮かんで、
もうパニック寸前でした。

大きな揺れが止まった瞬間、
一緒に来ていた友人が子どもの手を引き
階段に駆け出して行くのが見え、
それをきっかけにわたしも階段を駆け下りました。

後ろからはどんどん人が押してくるし、
足は震えてもつれそう。

スーパーの駐車場に出ると大勢の人、
頭から血を流している人も。

友人を見つけると、
自宅にひとり残っている彼女の娘のことが心配で
歩いて20分ほどの自宅に向かって走り続ける。

外ではバイクが横転していたり、
レンガ造りの家が崩れていたり、
泣きながら歩く人たちがいたり…

本当に怖いとき、現実感が薄れていく。

映画のセットみたいな、
戦争の後みたいな景色。

震える手を抑えながら
自宅や友人に電話しても
まったく繋がらない。

ようやく自宅に着いて
近くの駐車場に避難していた子どもと友人と再開。

ここからの24時間ちょっとが本当にハードでした。

精神的にも肉体的にも、
こんな経験は2度としたくない。

狭い駐車場に100人近い人。

余震もかなり多く、そして大きかった。
みんなで身を寄せておさまるのを待つ。

すぐ裏手の家が全壊し、
亡くなったおばあさんがビニールに包まれそのまま横たえてある。

家はビルの4階で、怖くて戻れないので
余震の合間に4階まで上がり、
食べ物や布団や洋服やお金を運び出す。

何往復もして足もパンパン。

夜はテントを張って外で1泊、雨。

夕飯はインドの方々が炊き出しをしてくれた。

ほとんど眠れず翌朝5時起床。
余震は引き続き多い。

「12時に大きな地震が来る。」と噂が流れ、
13時頃に確かに大きな余震があった。

その後も何度か余震が続き、
「16時にまた大きな地震が来る。」
という噂がまた流れ始める。

この頃インド政府は無料または格安で
インド国民を帰国させはじめたらしく
炊き出しをしてくれたインドの方も一斉にいなくなる。

情報が何も入ってこないので
恐怖がつのるばかり。

そして歩いて5分の大きな公園に避難するように言われ移動。

そこには2000人近くの人がいる
かなり広い敷地の公園なので、
地震が起きて建物が倒壊しても
確実に安全な場所ではあるけれど…

もしこの人数がパニックになって
走り出したりしたらもう収拾がつかなくなるだろう。

広場の中にはサイババの祭壇が作られて
お経を唱える多くの人々。

その光景を見たら
「この世の終わり」のようで
疲れた心身に広がる不安感。

3家族+わたしの全12人、
2家族は旦那さんがちょうど不在。

うち子どもは4ヶ月の赤ちゃんから
10歳の女の子までぜんぶで6人。

子どもたちも極度のストレスで
体調を崩しはじめていたので、
日本大使館に避難することにしましたが
なかなか受け入れてもらえず…

また書きます。

地震直後。
地震のこと、1日目。_a0241644_1114583.jpg

地震のこと、1日目。_a0241644_1122744.jpg

無料の炊き出しも各地で行われたとか。
地震のこと、1日目。_a0241644_15223331.jpg

by huuhuu33 | 2015-05-11 02:10 | ネパールのこと